橘ヒナタの業務日誌その1 【日常について】 龍王島に来てからそれなりの時間がたった。 島の人々はこんな私にも色々と親切にしてくれている。 いつか何らかの形で恩返しができたらいいな。 とりあえず、兄さんは研究ばかりで家のことには無頓着だから、 まずは身の回りのことを自分でできるようにならないといけない。 何にせよ、戦う以外のことをやれるのはとてもうれしい。 【謎の声について】 エレシュキガルの起動テスト中、今回の戦闘を予知するようなビジョンと共に謎の声が聞こえた。 その謎の声は「彼女を奈落の手に渡さないで」と言っていた。 “彼女”とは一体誰のことだろうか?もしかして、空から降ってきた女の人のこと? 謎の声は私のことを“同じ存在”とも言っていた。 もしかして、彼女も私と同じ強化人間なの? 彼女の声は何となく優しい感じがした。 友達に、なれるだろうか? 【今回戦闘について】 ガリスディア第五帝国とか言う奴らが島に攻撃を仕掛けてきて戦闘が発生した。 私も島を守るために久しぶりにガーディアンに乗って戦った。 何とか敵を撃退することが出来たけど、町に大きな被害を出してしまった。 その被害の中には、私が暴れて壊してしまったものもたくさんあった。 相変わらず、ガーディアンに乗って戦うと周りが見えなくなってしまう。 この島に来て、私も少しは変われたと思ったけれど、ぜんぜん変われていなかったみたいだ。 それでも、あいつ等から島を守るためには私も戦わないと…。 もう二度と私の大事なものを戦争によって奪われてたまるものか。 【空から降ってきた女の人(PC1)について】 エレシュキガルの起動テスト中、空から女の人が降ってきた。 名前は音戸剣というらしい。 自分のことを「ダイワ王国の王女」と言っていた。 今回戦ったやつらも彼女を追ってきたみたいだったし、 人に指示を出したりするのにもとても慣れているようだったから、 本当にそうなのかもしれない。 なんだか戦闘中はヴォルフやラーフの偉い人たちみたいに好戦的かつ高圧的で嫌な感じだった。 最初に会ったときには、そんな感じは受けなかったんだけどな。